武蔵野中学校の「考える卓球」第1回その3

今日は前回に引き続きジュニア卓球マ
ガジンの7月号に新しく連載された、
武蔵野中学校卓球部監督太田康仁先生
の考える卓球をお伝えさせていただきます。

第1回目その3は、『相手の返球コー
スを限定させる』戦術解説です。

相手の方が実力が上ならば、サーブで
相手の体勢を崩すのは簡単ではありません。

そこで、有効になるのは第2テーマです。

少し上級者向けになりますが、習得す
ればかなり有効な戦術となります。

最大のポイントは、フォア前の2カ所
にさらに細かく出し分けること。

イはサイドラインから中へ約5センチ
の位置

ロはサイドラインから中へ約25セン
チの位置になります。

イに下回転のサーブを出すと、相手は
ストレートに返球しにくいです。

なぜなら、その位置はストレートに返
球するラケットの角度を作れないから
です。

ロに出すと相手はストレートに返球し
てくるでしょう。

理由はイと同じでクロスに返球するラ
ケットの角度を作れないからです。

ですから、この2箇所を正確に出し分
けられるようになれば相手の返球コ
ースを限定させる事ができます。

そして何より細く出し分けているの
で、相手は返球コース限定されでいる
ことに気がつかない。

なぜ返球コースが読まれるのか不思議
に思うはずです。

レシーブの返球コースを限定させれ
ば、3球目以降の主導権を握ることが
できる。

つまり、得点を奪うチャンスが増える
のです。

パターンAの戦術解説

フォア前イに下回転のサーブを出します。

するとレシーバーは、このフォア前イ
のボールをストレートに返球するのが
難しく、クロスに返球してくるでしょう。

と言うのも、

フォア前イはストレートに返球するた
めのラケットの角度が作りにくい。

つまり自然と相手に返球コースを限定
させることが可能なのです。

といっても、返球は浮いたボールでは
ないので強打はできません。

そこで、相手のバック側深くに返球し
ます。

相手を後ろに下げ体勢を悪くさせて
5球目に強打できる可能性が生まれる。

これで、ラリーを優位の展開に持って
いけるのです。

パターンBの戦術解説

フォア前ロに下回転のサーブを出します。

このフォア前ロはクロスに返球するの
が難しく、相手はストレートに返球す
るでしょう。

理由はパターンAと同じで、このフォ
ア前ロはクロスに返球するためのラ
ケットの角度が作りにくいのです。

3球目以降はパターンAと同様の流れ
になります。

フォア前イとロは、わずか20センチ
ほどしか差はありません。

これがポイントで相手はその差に気が
つかず、『なぜか返球コースが読まれ
る』と思うはずです。

相手に気がつかれずに返球コースを限
定することが可能なのです。

なお、下回転と下横回転を交互に出す
とより効果的になります。

以上で太田先生の戦術解説を終わります。

いかがでしたでしょうか?

私は太田先生の『相手の返球コースを
限定させる戦術』に共感を覚えました
が、あなたはどう思いましたか?

私も生徒さんや高校生たちによくお話
しすることが、この太田先生のコース
を限定させる戦術をよくします。

私の場合サーブだけでなく、横回転を
混ぜることと打球コースを狙うことも
相手の返球コースを限定させる戦術と
して使うことを教えております。

この相手の返球コースを限定させる戦
術は、卓球技術と同じ引き出しの1つ
になります。

このような戦術を使う卓球を私は省エ
ネ卓球と言っております!(^O^)/

中高年の方は、体力の弱る部分をこの
ような戦術で補うことも必要であると
思います。

太田先生の考える卓球はあなたにとっ
てお役に立ったと思いますが、いかが
でしょうか。

最後までお読みいただきありがとうご
ざいました。

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